娘の四十九日が終わり休日に夫の実家へ。
「そもそも四十九日ってなんやねん?」
「何をすればいいの?」
と、退院した頃にネットで調べました。
喪に服す期間という事で、お祝い事などは控えましょう。
一般的に結婚式や旅行は控えましょう。
と。とにかく派手なことは控えて大人しくする期間。
ちょうど結婚記念日の時期で、新婚旅行にも行っていないし少し贅沢をしよう!と、
憧れの「星のやリゾート」に半年前から予約していたんだけど、
四十九日の期間中に行った先で事故にでも遭ったらシャレにならんと自粛することに…。
あぁ〜しょんぼり。
体力も回復してきたからそろそろ友達と会おうかな〜と思ったけど、
まだ四十九日が明けていないから念の為に大人しくしてよーとどこへも出掛けなかった。
少しずつ散歩を再開し、歩数を増やしていき、最近では朝ランニングを2kmだけするまでに回復した。
今週から仕事も復帰し、体調も習慣も元の日常へほぼ戻った。
四十九日が明ける頃には、かなり気持ちも落ち着いてあまり泣かなくなった。
四十九日の期間は、残された人の気持ちを整理する期間としてちょうどいいのか?
私には程よい期間だった。

夫も私も柴犬が大好き!
もし子供が持てなかったら。
子供を持てても、将来子供が巣立った後の老後は、柴犬を飼おうと決めている。
納骨で帰省したついでに、前から行ってみたかったつくばわんわんランドへ行った。
閉園の1時間前に到着し、入場料が半額になりました(⊙ꇴ⊙)v
追加料金1,000円で20分間、好きなワンちゃんとお散歩が出来る。
人見知りな「べにちゃん」とお散歩した。
べにちゃんは全然歩いてくれないワンちゃんで、スタッフさんが餌をくれた。
餌で釣ってこっちへ来てもらう寸法だ。

夫がワンちゃんと楽しそうにしている姿を見て、
「子供が生まれたらこんな風に遊んでくれるのかな」って、微笑ましい想像をした。
納骨の日。
お寺の本堂で水子供養して頂いた。
お経をお願いしない人もいるみたいだけど、義母が事前に住職さんにお願いしてくれていた。
私の気持ちを想って、出来ることはしてあげようという気遣いが嬉しかった。
お経が始まる前に、娘のお骨を住職さんに手渡し、お骨が祭壇へ置かれた。
私達がいる場所から祭壇までは距離があり、一人ぼっちでぽつんと置かれた小さい骨壷が寂しそうに見えた。
「娘があんなに遠くへ行っちゃった」
小さい骨壷を見ると、とてつもなく悲しくなり、久しぶりに号泣した。
お経の音で、義両親に泣き声が聞こえないといいなと思い、声を殺して泣いた。
それでも声が漏れていたみたいで、隣にいる夫が気付き手を握ってくれた。
義両親のお墓はとても立派だった。
将来自分たちが亡くなった時の為に購入したお墓。
まだ誰も入っていないから娘が一人ぼっちで寂しそうだと思った。
でも全てが終わってから
「これでみんなに見守ってもらえるから。大丈夫だから。」
と義父が言ってくれた。
そうか。みんなが見守ってくれるんだ。それなら娘は寂しくない。少し安心した。
これで、私達が娘の為にできる事は終わり。
今後1年間は、月命日にお花やミルクをお供えしようと思う。
けれど、全部終わったんだ。
終わってみるとすごくあっという間で、出産した日が遠い昔のよう。
あんなに痛かった陣痛の痛みもかすかに覚えているくらいで、
「次は絶対無痛分娩がいい!」と心から思ったけれど、
今は自然分娩でいいや〜と思える。
また赤ちゃん来てくれるかな。娘に弟か妹を作ってあげられるかな。
未来が怖い。でも未来に期待してしまう。
納骨の日は疲れた。どっと疲れた。
出産後は安静に過ごしていたし、遠出するのは久しぶりだったからすごく疲れた。
帰宅後、「夜ご飯はパスタでも作る?」と夫に聞かれたけれど、とてもそんな元気はございません!!

久しぶりにカップヌードルを食べた!
疲れた体に塩分が染みた。
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